残価設定ローンは通常ローンと比べてメリットが少ないです。

残価設定ローンとは

残価設定ローンは当初はオニキスがサービスを開始して話題を呼び、その後各新車ディーラーが扱う主要なカーローンでも多く取り扱いが始まり、最近では新車を購入する選択肢として定着しました。

 

残価設定ローンとは

その名の通り、支払い期間内で車の代金の総額を支払うのではなく、期間終了時点で残価を残す事で月々の支払い負担を少なくします。

 

一般的には37回(3年)から61回(5年)の期間設定にするのが一般的で、新車購入後の乗用車の1回目か2回目の車検時を目安にする事が一般的です。

 

12ヶ月で割った数より1ずつ多い支払い回数は最後の1回に設定した残存価格を支払う事を意味しています。

 

残価設定ローン終了後の選択肢

A・車を売却してその代金を残存価格に当てて返済をして、再びローンを組むなり何かしらの方法で新しい車を購入する

 

B・一括で残存価格を返済して、その後も車を乗り続ける

 

C・残存価格を再びローンを組み直し、それまでと同様月々で返済をしながら車を乗り続ける

この3つのパターンとなります。

 

 

残価設定ローンはおすすめしない

ズバリ言い切らせて頂くと
残価設定ローンはおすすめできません。

 

初期費用を少なく、月々の支払い負担を減らせるといった、ユーザーからしてみれば魅力の高い商品かもしれないですが、実際には落とし穴が多いです。

 

 

残価設定分についても金利が発生する

勘違いしている人も多いですが、設定する残存価格についても、一度ローン会社から借り入れをしていますので、金利は発生しています。
残価を多くして、月々の分割払いする金額が少なくなれば金利手数料が少なくなるなんて事はありません

 

手数料が高い

カーローンを組む場合には、所有者を信販会社にして所有権留保するなど金利以外の手数料も発生しますが、残価設定ローンについては、こういった事務手数料が高めに設定されている事が多いです。

 

ローンを組み直す時の金利に要注意

残価設定ローン終了後の選択肢Cで紹介している、当初設定期間終了後に残価設定価格を再びローンを組み直す場合は、金利が中古車扱いとなり高い金利でローンを組む必要が出てきます。
当初は4.9%など安い金利でローンを組めていても、残価設定分を再びローンを組む時は8%~10%の高いローンになってしまう事があります。

 

残価設定価格は売却価格を保証されていない

残価設定ローンはクローズエンドのリースのように、走行距離や外装の傷が設定範囲内に収まっていれば必ず実費負担なしで車を返す事で返却できる仕組みではありません。
残価設定価格と、その時点での中古車としての査定価格で精算を行い、残存価格よりも査定金額が低ければ、差額分を実費負担する必要が出てきます。

 

こういったリスクがある為残価設定ローンの残存価格設定は低めに設定しておくのがセオリーですが、それでもリーマンショック後には経済環境や為替レートが大幅に変動が起こり、中古車の査定相場が暴落して残価設定ローンを組んでいた人が相次いで、期間終了後に車を売却しても残存価格を補う事ができずにトラブルが起こりました。

 

残価設定ローンというのは、こうした期間終了後のリスクがある事を考慮しなければいけません。

 

3年で40%の残存価格を組みなら5年フルローン

残価設定ローンで3年40%の残存価格でローンを組むのと、5年でフルローンを組むのとでは月々の負担はそこまで変わりません。
5年ローンでも3年終了時の最初の車検などでも、査定価格と精算してローンを一括返済して車を乗り換える事が可能です。

 

5年で組んでおけば、3年経過時に、車を乗る続ける選択をしても安い新車時のローン金利負担で住みますので、残価設定ローンよりもメリットとなり、この例のケースでは残価設定ローンにするメリットはほとんどありません。